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読んだ本の要約、感想など。 他にも日々思ったことをつれづれと書き連ねます。
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【2008/07/06 00:39】
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私塾のすすめ
私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる
齋藤孝 梅田望夫
筑摩書房 2008-05-08
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☆☆☆☆
これまで梅田氏は何冊か対談書を出していて、人はどのような意義を感じてWebを利用するのか、Webによりどのようなモチベーションを得ることができるのかなど、Webにおける人間性をテーマの中心に据えた「ウェブ人間論」、ポジティブにWebの拡大について論じ合った「フューチャリスト宣言」(テーマとしては発散気味でタイトルに編集者の苦悩が見られます)などが出版されました。
本書の対談相手は教育方面などで著名な齋藤孝氏です。齋藤氏はウェブはほとんど利用しないということもあり、今回の対談は必ずしもWebを中心とした話ではありません。本書のテーマとしては、齋藤氏は上達論や自己形成を自身の中心テーマの一つとして持っていて、一方で梅田氏はロールモデルという、自己形成についてのモデルを持っていることから、これからの時代、いかに人は自己形成を図っていくかについてを中心に対談は進んでいきます。
自分が本書での最大のテーマとして受け取ったのは「間接的な志向性の共有による自己形成」でしょうか。梅田氏は志向の共通する人を見つけることの大切さを説いていて、Webがそのような共通する人を見つける手間を低くしてくれると同時に、様々な志向性と出会うことで自分にあった志向性を見つけることを手助けしていることに言及しています。
一方で齋藤氏は他の著書でもよく、"あこがれにあこがれる"という表現を用いて、人が誰かにあこがれるのは、あこがれの対象となる人の能力や性質よりも、その人が何かに打ち込む様(あこがれ)、に対して惹きつけられることを述べています。実際にあこがれを抱く人となかなか会うことができずとも、志を同じくする人が存在し、その志に向かう情熱の様をしることができれば、そのあこがれに引っ張られる形で自分の中にそのあこがれ(志向性)を維持することができるのではないかとしています。
こうした志向性やあこがれが共通する人を見つけることが自分の志向性を知る上でも、その志向性を伸ばしていくためにも大切です。ですが、見つけた後にその人との関係を現実世界で維持するのはなかなかコストがかかってしまいます。そうしたことから梅田氏はブログなどのWebツールを用いてその人の活動をトレースしたし、意見交換するなどの緩い関係で自己形成を図ることを述べています。
それに対し齋藤氏は、自分の中にそのあこがれの対象となる人のモデルを持ち、自己内で対話することで自分のあこがれを再確認するための自己内対話力に注目し、その例として読書を取り上げているのがとても面白い点です。
読書では読者は書き手と直接対話することはできません。ですので多少なりとも噛み応えのある本を読もうとすると、書き手がどのように考えてその文章を書いたのかを絶えず自分の中で考える必要があります。そうした作業を通じて徐々にその書き手の考え方や志向性のモデルを自分の中に築くことができます。読書において本からどれほどの洞察が得られるかはこうした自己内の対話力が鍵になりますが、同じことを出会った人間から何かを得ることに対しても当てはまるのではないか、としている点が齋藤氏らしい見解で興味深い所でした。
梅田氏も大量の本を読むそうですが、特にロールモデルを発見するための読書が多いと述べています。梅田氏が自身のワーキングスタイルを見出すきっかけとなったシャーロック・ホームズの例のように、本の著者や描かれている人物のモデルやスタイルから自分のモデルを得ようとしている点は齋藤氏とも共通しています。
Webの可能性について述べたウェブ進化論が有名な梅田氏ですが、これまでの対談書やウェブ時代をゆく、などの著書の流れを見てみると、自分の志向性を発見し、それを育むことに対する梅田氏の強い興味がわかり、Webはその志向性を育むための先端の機会として捉えられていることが伺えます。
本書では、対談両者それぞれのスタイルの自己形成について、主に梅田氏がWebなどの間接的な関係から、齋藤氏が読書などの自己内対話からのアプローチを述べていて、それぞれのスタイルが感じられて面白いです。「私塾のすすめ」というタイトルも本書の内容をよくまとめていてしっくりします。
本書では他にも齋藤氏の教育観や梅田氏の仕事観が述べられています。Web上での自己形成に限らず、独学に興味のある方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
【2008/05/25 13:53】
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読んだ本
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mixiの日記公開範囲設定について
mixiの日記が以前から要望の多かった公開範囲設定についに対応した模様。
ただし一部の人には今回の設定には抵抗を感じるだろう。今まで「友人に日記」にたくさん記事をアップしていた人が突然記事の更新が無くなったとしたら、これは自分が公開範囲から外されていると思わずにはおれないのではないか。今まで曖昧で済まされてきたマイミクからの自分の距離関係を意識させられることで、mixiユーザ間で静かな混乱が起こるように思う。
mixiなどSNSがブームになった当初、ブログなどのオープンなイメージの強い既存のWebに対する、クローズドなWebサービスとしての側面も注目されていた。しかし現実問題、マイミクまでの申請なら、顔見知りであればお願いされたら現実世界での人間関係にも影響するので断りづらく、mixiが広く普及するにつれてmixiの持つクローズドな側面は弱くなっていった。
SNSが現実世界の人間関係に基づいたサービスであり、人間関係における人の興味がゴシップ的な側面なども含む以上、公開対象の拡大に応じて公開できる最大公約的情報は縮小し、SNSを通じたコミュニケーションの内容は薄いものになり、それだけサービス利用者での魅力は薄まることになる。結果サービス利用者の閲覧数も伸び悩み、閲覧数と直結する広告料も頭打ちになってしまう、緩慢とではあるが確実に成長に足止めをかけるこの問題はmixiとしても乗り越えたかったであろう。
そこで今回の多くのユーザからも要望の高かったユーザ別の公開度の設定機能の登場となった。今回の日記の公開範囲の区別によるクローズ化は、自分の友人の間で明確な一線を引くという行為が明示的に断るという行為に至らないこと、相手が疎外されているかどうか確かめる手段が(現時点では)存在しないことなどから、心理的抵抗も少なく、mixiのクローズ化は再び進むと思われる。
もっとも、現実世界においても相手によって人間関係の密度を変えることは多かれ少なかれ誰もが行っていることなので、今回のmixiの公開範囲機能自体を悪く言うつもりはない。問題があるとすれば現実世界での人間関係の差異のつけ方はオブラードに包まれるのに対し、mixiでは日記を見せる見せないというわかりやすい形で自分とマイミクとの距離を意識されられてしまうことだろう。今まではmixi上での友人からの自分の相対的な位置は、マイミクという単一の扱いでぼかされていたのが、今回の公開度の区別可能化により、たとえ公開度がわからなかったとしても(わからないからこそ)、相手から見たマイミクの中での自分の位置を意識せざるを得なくなる。こうした意識は特にネット世界でのゆるい人間関係に居心地の良さに魅力を感じてきた利用者に違和感を与えるであろう。
この、マイミクから公開範囲が外されたと感じたときの疎外感は場合によって感じ方は異なる。公開設定はユーザが設定した友人のグループに応じて行われるが、人が一番疎外感を感じるのは、顔見知りの友人同士のグループの中で自分だけが疎外されたと感じたときである。別にまったく知らないグループの人と公開度を区別されたところでそれほど傷つくことはないであろう。
しかるに今回のmixiの公開度の設定ではグループの設定が設定したユーザしか見えないため、疎外の裏のメカニズムがまったくわからない。微妙な距離のマイミクに対しては自分だけがはじかれているのではないかと疑心暗鬼になる人もいるだろう。グループによって公開度に差をつけるとしても、せめてマイミクがどのようなグループに所属しているかがオープンになっていれば、どういう趣旨で公開度に差をつけているかが明示的になり、少なくとも上記のような問題は起こりにくくなるのではないだろうか。
今回mixiは(今となっては)準オープンな日記の公開ポリシーから利用者が内密に設定したクローズな公開ポリシーに一気に舵を切ったわけだが、その前に上で述べたような公開度の基となるグループを明示化する仕組みをクッションとしておいても良かったのではないかと思う。もちろん内密に公開度を設定できないことによる日記公開の機会損失もあるであろう。しかし実際はマイミクを疑心暗鬼にさせるような同じグループ内での公開度の使い分けよりも、自分が現実世界で所属する、クラブ、職場、大学、などの、多くのユーザにとって公開度差に対する納得性の高いグループ分類での利用の方が需要が大きいのではないかと思う。個人的にも人に隠すような公開ポリシー(日記ではない)でないと書けない内容も多くの場合どうかと思う。しかもいまやmixiは国内最大手のSNSであり、ユーザの人間関係という非常にナイーブな対象に影響を与えるサービスである。まずはなるべくユーザ間の人間関係に波風を立てない形でステップを踏んでサービスを試行し、ユーザへの影響を見た上で慎重に事を運ぶべきではなかったか。
*mixiの人間関係維持装置としての側面についても触れたいが、少し長くなってきたので次の機会に。
【2008/04/25 01:17】
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つれづれ日記
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NOT 30
1ヶ月間ブログ未更新だと表示される広告を消す為にFlexの勉強も兼ねて2時間で作ったプログラム。
「遊び方」
だいぶ前に流行っていた(?)ノットハンドレッドと同じルールのゲームで、 30個ある石をプレイヤとコンピュータが、予め決めた範囲内の数で交互に取ってゆき、最後の1個を取った方が負けというシンプルなルールです。
最大取得数と先攻、後攻を選択して、開始を押すとゲームがスタートします。 右下の方から石を選んでクリックすると石を取得できます。プレイヤが取得した後はコンピュータが石を取得します。プレイヤが取得した石は緑色で、コンピュータが取得した石は灰色で表示されます。 交互に石を取ってゆき、最後の左上の1個を取る羽目になった方が負けとなります。
「実装」
ゲームといいつつ、コンピュータは常に必勝パターンで石を取得してくるので、ゲームの必勝パターンを見破らないと勝てません。元ネタは確か東大大学院の院試問題だったと思いますが、プログラムにしてわずか1行で実装できるとてもシンプルなパターンです。 何度かゲームをしてよーくコンピュータの石の取り方を見ていると必勝パターンは見えてくると思います。
今回、時間がかかったのは、内容が単純なコーディングよりもUI仕様設計の方でした。お互い取った石をわかり易くUIで表現するにはどうしたらいいか少し工夫する必要があったからです。 今回は全体の石の数を30個としていますが、ここはプレイヤが自由に設定できるようにもできるものの、面倒なので30個で決め打ちに。1回の最大取得数を同様に2〜8個の範囲内で決め打ち。この数字には特に意味はないです。
今回は、Flexのmxmlによる実装を行ったのですが、やはりUIの設計はFlexを使うとかなり楽にできてしまいます。日本でのFlex Builder3の発売が待ち遠しいです。
【2008/03/01 13:05】
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自作プログラム
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大前流心理経済学
大前流心理経済学 貯めるな使え!
大前 研一
講談社 2007-11-09
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☆☆☆☆
中国特需などにより一見好景気かに見えるが、多額の赤字財政、年金問題、少子高齢化などの構造的な問題から、長期的には大きな問題を抱える日本経済。そんな日本経済を立ち直らせるための大前氏の独自の提言をまとめた本。
政策立案的な視点からの提言であるため、直接役に立てるために読むというよりは、日本経済におけるさまざまな問題点を知ること、本書で立案された政策を通じて著者のユニークな発想を楽しむことが本書を読む醍醐味かと思います。
特に後者について、著者の問題の分析も面白いのですが、問題の解決方法として、少し現実離れしているかもしれませんが、実際に生活者の生活がどう変わるかイメージできるような構想まで提案していることが大前氏の本の面白いところだと思うので、構想力の肥しとして読んでみてはいかがかでしょう。
「要約」
衰退期に入った日本経済的を立て直すために、これまで国は内需拡大のために公的事業や特定の(国際競争力のない)産業に財政出動させたのだが、効果は財政を投入した直後だけしか続かずまったく効果は上がっていない。また経済政策として低金利政策も取っていて、これは低金利にすることで企業が借金がし易くなりその分設備投資や在庫が増えて消費が上向くことを狙ったマクロ経済学の定石なのだが、グローバル化した経済圏では設備投資が国内ではなく海外に向かううことや、優良企業は銀行から借りなくても自前の余剰利益で投資を行えることなどにより効果は薄く、逆に低金利で生活者の利益が小さくなり消費は冷え込む傾向になり効果は上がらなかった。逆に金利を高く設定したアメリカは生活者の資産(ストック)を向上させて消費(フロー)をよくし、また高金利で世界中から投資が集まるためドルが(買われて)インフレに陥らず景気を維持している。
しかし一方で日本人は1500兆円にも上る個人資産がまったく金利のつかない銀行で眠っている。この個人資産の大部分はお年寄りのものである。老後の貯蓄額の大きさは安定を求める日本人特有のものでもあるが、同時に日本人がライフプランを持っていないことの証拠でもある。景気を上向かせるにはこのお年寄りの資産を消費に結びつける必要がある。一般にお年寄りは介護を必要とする程の弱者と考えられているが実際にはそれほど弱る人の割合は高くなく、アクティブな老後の生活を提案することができれば、お年寄りもお金を使うはずである。アメリカにある、お年寄りだけが暮らし、同じ趣味などを持った人同士で集まるコミュニティが多数存在するような町があれば日本のお年よりもアクティブなシニアになることができるはずである。また都内の狭い住宅に多くが住む団塊の世代は老後の移住のニーズが高く、都心から比較的近い関東圏の住みやすい環境を整えれば住宅産業の刺激にもなる。
お年寄りに生活にアクティブになってもらう一方、日本人が資産運用にもっとアクティブであれば資産(ストック)が上昇し、それだけ消費(フロー)が伸び景気も上向くはずである。まったく利子のつかない銀行に自分の資金を預けるのではなく、低利子でお金を借りて高い利子の付く海外で運用すれば低リスクでリターンが得られるのに誰もやろうとしないほど資産運用への意識は低い。しかし日本人の巨大な個人資産をまとめてファンド化して海外での投資に向かわせれば、ファンドとして大きな影響力を行使でき、よりよい投資機会を得やすくなるだろう。国としても資産運用の不得手な国民がスムーズに投資になじむための施策を打つ必要がある。たとえば著名なファンドマネージャーをたくさん雇ってファンドを組んで競争させれば、たとえ契約が高くつくものでも無益な公共事業などよりははるかに低費用で効果的であろう。ちなみに中国などでも国家が運営するファンドを作っているが、こうした国家ファンドにはマルチプルファイナンスの力が政治的な目的に使われる危険性もある。日本も国家ファンドを持つことになってもあくまで収益にこだわるべきである。ひとたび資産運用が大きな利益を生むことがわかれば、日本国民の資産運用意識も一気に変わるのではないだろうか。
ここまでは政策立案の立場から意見を述べたが、このままいけば巨額の財政赤字や年金問題などから国は国民から搾取する側に回る。そうなる前に資産運用の勉強を進め、あるいは若い人は日本の外で活躍できる力を培うべきであろう。またライフプランにも意識的に取り組んで楽しい老後を過ごせるようになってもらいたい。
【2008/01/12 23:59】
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遺伝的アルゴリズムを用いたTSPデモ
大学院時代に授業の課題で作った遺伝的アルゴリズムを使った巡回セールスマン問題のデモプログラム(当時はVisual C++で実装)を、ActionScript3.0で作ってみました。
ちなみに巡回セールスマン問題とは、地図上に配置された何箇所かの町があるとき、全ての町をちょうど1回ずつ経由してもとに戻る閉路のうち長さが最小のものを求める問題です。 遺伝アルゴリズムは生命の進化の仕組みを最適化問題に応用したもので、興味のある方は詳しくはwikipediaを参照ください↓
・
巡回セールスマン問題
・
遺伝的アルゴリズム
「使い方」
まず緑の画面に、町にあたる点を3箇所以上、左クリックして打ち込みます。各パラメータの設定を下のコントロールボックスで行います(各パラメータの意味は下記参照)。点を打ち込んでから「開始」を押すと、パラメータで設定した世代数に達するまでプログラムが走ります。停止したい場合は「開始」ボタンを押した後の「停止」ボタンを押してください。停止した状態からそのまま続けたい時は「継続」を押してください。ただし継続する場合は個体数のパラメータ変更はできません。町の位置を残したまま遺伝子コードだけ初期化したい場合は「リセット」を、町の位置から全て初期化したい場合は「クリア」を押してください。
・パラメータ
個体数: 遺伝子の総数で、多いほど探索能力が向上しますがその分計算時間がかかります。
世代数: この世代に達するまでプログラムは動き続けます。
変異率: この値が大きいと探索に広がりが出て局地解に陥りにくくなる反面、解が収束しづらくなります。
「仕様」
基本的にはGAを基本どおりにTSPに適用しただけで、遺伝子交配方式は2点交差を用いています。ただ次世代に残す遺伝子の選択方式が少し偏っていて、2位の遺伝子と1位の遺伝子で交配。3位と1位、2位。4位と1位、2位、3位…という感じで選択しています。ルーレット方式、ランキング方式、トーナメント方式だとなかなか収束しなかったのでこの方式を用いてみました。突然変異では変異率で選ばれた遺伝子の任意の2点を入れ替える操作を行っております。また、普通に入れ替えるだけでなく、突然変異が起きたときは半々の確率で任意の2点で切り離した経路を逆にしてつなげる"逆位"を行っています。これを用いることで結構収束が早まったように思います。
「実装」
前回C++で組んだプログラムと速度を比べたのですが、C++の方が5倍以上速いようでした。 あと、今回ActionScriptに移植する際、コアの部分は結構楽にできたのですが、自作でコントロールボックスを作った際などで制御が少し込み入って手間取ってしまいました。今回もガリガリ書いたコードをFlex2 SDKでコンパイルして作ったのですが、せっかくFlash CS3環境があるのでインタフェース実装の手間を考えるとそろそろそちらにも慣れ親しむ時なのかもしれません。mxmlについてももっと勉強したいと思いました。
「参考図書」
今回のプログラムのコアの部分は大学院時代に宿題として作ったものをベースにしているのですが、今見てみると当時書いたプログラムはかなり読みにくいものだったので、当時読んでいた以下の本を読み返しながらゼロから作り直しました。といっても自分は遺伝的アルゴリズムが専門というわけではないので、ここで紹介する本も、専門書というよりは、かなり入門書的な色合いが強い本になっています。
遺伝的アルゴリズムの基礎―GAの謎を解く
伊庭 斉志
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ブックオフで100円で売っていたのでとりあえず買って読んでみた本なのですが、GAの基本的な最適化問題への適用方法が簡略な数式で説明されているため、GAの概略を知る意味で役立ちました。
進化論的計算手法 (知の科学)
伊庭 斉志 人工知能学会 JSAI=
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巡回セールスマン問題の具体的な解法はこの本を参考にしたのですが、こちらの本はGAの勉強のためというよりは、科学読み物的な感じで読んだ本で、遺伝的プログラミングが音楽情報処理に用いられる例や、蟻の協調性に注目した最適化問題の解法などが紹介されていてとても面白いです。各手法の説明では数式がほとんど用いられておらず、あっても簡単な式なので、手軽に幅広く進化論的な手法の応用例について知るには良い本だと思います。
【2007/11/25 02:24】
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