友人の披露宴に出席するために博多に来たついでに、長崎にちょこっと一人観光に行ってきました。
(博多は以前旅行で来たことがあったので今回はパス)
昼前に博多から新幹線に乗って長崎に出発。100分くらいで長崎到着。
お腹がすいたということで早速食堂を探す。長崎ではちんちん電車が交通の重要な足になっているみたいです。このちょっとレトロな感じがとっても好き。電車内には外国からの観光客もちらほら。
とりあえず昼食は、やっぱり長崎ちゃんぽんを食べたいということで中華街に。祝日とあって人も多し。新幹線の中で旅行雑誌見ながら目星をつけてた店を探したけど、自分が行きたかった店は終っていたので、旅行雑誌で探して他の店へ。味の方は…意外とふつうのちゃんぽんだったかな?味に鈍感な私にはなかなか違いがわからないようで…。でも普通に美味しかったです。
食欲も満たしたところで、早速観光に回るために、再びちんちん電車に乗ってオランダ坂までやってくる。この近辺は当時の西欧風と和風が合わさった建物が多く、レトロというか、不思議な風情があります。
オランダ坂を抜けていった先にあった孔子廊にもせっかくなので立ち寄ってみました。中では何やら踊(?)の練習をしているようでした。展示物とかもあったけどこれからまだ観光するのであまり時間も無く、構内を一通り観た後はグラバー邸に向かう。
巨大なエスカレータを登ってグラバー園に。このエスカレーターは観光だけじゃなくて住民の足にもなっているみたい。途中で何人か地元のおばちゃんに声を掛けられたり。長崎は結構気さくな人が多いのかな?高台にあるグラバー園から臨む長崎市街の景色は快晴ということもあってとても綺麗。
グラバー園内にある建物内のレトロな雰囲気を堪能しつつ部屋の様子から当時の暮らしをイメージしたり。建物内に展示されている長崎の庶民の生活と比べてみても、やっぱりかなり優雅だったんだろうなあ。
そしていよいよグラバー邸。広いことを除けば内装はいままで観たグラバー園内の他の建物のものとあまり変わらなかったけど、そこからの眺めが素敵です。邸内には他に維新志士達との交流や、三菱とのつながりなどについての展示がありました。長崎に来て、やたら三菱製品が目に付くなあと思ったけど、よく考えたら三菱ゆかりの地でもあったんだなあ。グラバー邸からも三菱造船所が見えます。
グラバー邸の中でいろいろと展示があった中で一番印象に残った写真。グラバーは倒幕派に助力していたそうで(邸内には志士達をかくまうための隠し部屋等もありました)、写真はそのグラバーの手引きでイギリスに密航、留学させた5人の肖像画です(その内の2人は伊藤博文と井上馨)。小さいのでわかりづらいですが、本当にふてぶてしい面構えをしています。しかもギラギラしているというか下手なことを言うとすぐ喧嘩を売られそうな程の張り詰めた雰囲気が感じられて、それほどのエネルギーを持つ人が大勢いたからこそ維新は成されたのかもなあ、なんて思ったりも。
グラバー園では衣装貸し出しがあって、当時の衣装で園内を歩き回る女性も結構いました。
左画像は偶然見つけたグラバー園内のどこかにあるハートマークの詰石。これに触るといいことが起こるとか。グラバー園を一通り見終わった後は大浦天主堂を拝観して、みやげ店が並ぶ坂を下る。
またちんちん電車に乗って、今度は坂本龍馬ゆかりの地を散策することに。亀山社中があったり、長崎は龍馬ゆかりの土地でもあるそうでみやげ屋でも龍馬関連グッズが結構売られています。ちんちん電車とバスを乗り継いで風頭公園に行くとそこには夕暮れ空を見渡す龍馬の銅像が。
風頭公園の丘から見渡す夕焼け景色もなかなかのものでした。
公園からしばらく歩いていくと龍馬通りなるものがあり、往時は龍馬が考え事をしながらこの階段を下ったのだとか。
入り組んだ細い階段を下っていくと亀山社中の跡に着きます。残念ながら現在は私有地で入れないとのこと。もうちょっと早く来れば近くにある龍馬好きの有志ボランティアによる亀山社中資料館に入れたらしい、残念。
さらに道を下っていくと龍馬のブーツ像なるものがあります。なんでも龍馬は日本人で初めてブーツを履いた男なんだとか。資料館もそうですが有志の皆さんの熱意には頭が下がります。
日が暮れたので、街中からは離れたところにある宿に入る前に食事ということで出島ワーフで店探し。バイキングの良さそうな店があったけど、一人では入りにくそうな雰囲気だったので諦めて、定食屋でウニイクラ丼を食す。やっぱり海近くのお店の海鮮物は美味しいです。
食べた後は長崎駅に戻ってバスに乗って、稲佐山中腹にある稲佐山観光ホテルにチェックイン。平日前だったのと以前の宿泊ポイントが使えて思いの他安かったけど、景色もいいしなかなかいいホテル。チェックイン後、その日は沢山歩いてクタクタだったけど稲佐山のてっぺんに登ってみたくなって出発。これが誤算で、ホテルからすぐ近くだと思ってたのに道が回りこんでいて結局40分近く歩いてようやく頂上に着く。でも頂上から臨む夜景は絶景。
一夜明けたホテルからの長崎市街の眺め。右画像はホテルから見た稲佐山頂上。
ホテルをチェックアウトした後、午前中は平和公園に。平日とあって人は疎らでした。噴水から見える平和祈念像。噴水の傍にある戦争の悲惨さを生々しく伝える石碑を見ると悲しい気持ちになります。
正午前には長崎駅に戻ってバスにて雲仙に向けて出発。観光バスだったけど平日だからかほとんど他に人がいない模様。雲仙に向かう途中の休憩所での景色がちょっと綺麗。バスの沿線はのどかな町々が続いてついついウトウトと。
2時間程で雲仙に到着。人の気配が無く、なんだかとても寂れた感が漂っていました。平日に来たからかな?ともあれ早速、雲仙地獄を観て回りました。園内はいたるところで工事中だったのがちょっと残念。
雲仙地獄から20分ほど歩いたところにある小池地獄温泉館へ温泉に入りに。こちらは知れている場所なのか結構人が多かったです。
温泉はとてもいいお湯でした。温泉上がりには温泉卵も。雲仙にはいろいろ公衆温泉があるみたいですけど、雲仙に来た方は是非こちらにも足をのばしてみてはいかがでしょうか。
そんなこんなで昼過ぎには長崎空港に向かうバスに乗って夜には羽田に到着。披露宴で賑やかに過ごした仲間との時間から、風情に浸った一人旅と、あっという間の4日間だったけど密度の濃い時間を過ごせて満足。今度は海外かなあ。
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Posted on 2007/02/13 Tue. 19:47 [edit]
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