Orfeon Blog
読んだ本の要約、感想など。 他にも日々思ったことをつれづれと書き連ねます。
ロジカル面接術
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本書では面接でアピールすべき点は、
1.私は御社に貢献できます (自己PR)
2.私は御社と相性がいいです (志望動機)
の2点であるとし、この2つをブレークダウンすると、
1は、問題解決力、行動力、コミュニケーション力、
2は、自分のやりたいことがあっている、会社のカルチャーにあっている
となっています。
問題解決力としては、問題を論理的に分析し、問題点を見つけ出す力、見つけた問題点に対して問題解決方法を見つける力、それを行う際に段取りをつける力
行動力としては、上の問題解決の仮説→検証サイクルを実行する早さや、実際に自分の五感で情報を得たか
についてをあらわすエピソードを選ぶことが大切であるとしています。
コミュニケーション力はエピソードとしてではなく、面接官とのやりとりで問われるもので、面接官の質問を適切に理解する理解力、面接官が聞きたいと思っていることを察する察知力、自分の言いたいことをわかりやすくしゃべる言語化力、メリハリをつけてポイントを強調するための話術、が大切であるとしています。
一方会社との相性がいいかについては、会社の掲げるこれからの理想像と現在のギャップを埋めるために必要となるような自分の特性についてのエピソードが大切であるとしています。
その後の章では実際に例文をあげて添削していたり、より具体的な構成やストーリーの組み方について言及されています。
本書は面接では何を伝えればよいかについての基本的な項目をとてもシンプルに整理して提示しています。ただ、面接官から見て「コイツと一緒に働きたいか」、といったあいまいな要素についてはあまり言及がありません。ここで述べられていることは、余計な事は聞かずにひたすら論理性を見るコンサル希望者向けな内容だと思います。でも基本的に論理力などはどこの企業でも必要としている力なので基本として抑えることを確認するにはよい内容だと思います。
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